気をつけていても…

こだまクリニックへ定期的に通院してくださっていた方が、
先月、ご自宅での転倒が原因で骨折されました。

お二方とも大腿骨の骨折で今もご入院中です。

80代の女性と60代の女性。

日常生活の中で歩きにくさを感じておられて、自宅でのリハビリや
機能の低下を防ぐための努力をされていました。

ご本人様だけでなくご家族も一緒に頑張っておられましたし、
皆さんの想いもよくわかっているが故に悔しいです。

誰よりもご本人様やご家族様が
悔しい想いをされているのは言うまでもありませんが…。

近況報告をいただいても、不安や焦りを吐き出していただいても
こんな時、結局のところ『今は焦らずゆっくり治しましょう』
としか言えない自分達の無力さを痛感させられます。


昔、私の祖母は、雨で濡れたお寺の石段で足を滑らし転倒。
大腿骨の骨折で入院生活を余儀なくされました。

その入院中にパーキンソン病を発症し、
それから長い長い闘病生活が始まりました。

シュっとしていてスポーツウーマンで
海外旅行が好きでカラオケが好きなハイカラさんでした。

当時私は小学校の低学年でしたが、今でも鮮明に覚えています。

人間の無力さを人生で初めて痛感した出来事です。


私達に出来ることは何一つありません。
1日も早く回復されますようにと、ただただ願うばかりです。
またここで、あのステキな笑顔に会えますように…。





クリニックホームページ http://kodamaclinic.com/