性格の違い!?はあれど効きめは同じ

私の実家には昔ながらの蔵があります。
私が子どもの頃、本当に悪いことをすると蔵に閉じ込められて反省するというのがお決まりでした。
蔵の中って昼間でもお日様の光が入りにくくて暗いし、ちょっとカビ臭いような匂いが鼻につくし、年中空気がひんやりしてピンと張り詰めているような緊張感があって・・・時々ネズミが屋根裏を走ったりもするんです・・・。
とにかく子どもの私には恐ろしい場所でした。
姉と2人、何度かこの「お仕置き」を経験しました。
蔵に入れられた時、2人ともあまり大きな声で叫んだりはしませんでした。
女の子だからなのか、大きな声で叫んでも外には聞こえないから無駄だとわかっていたのか今となってはわかりませんが、姉は黙って静かにじっとしているタイプ、私はずっとしくしく泣いているタイプでした。

自分が親になった今、子どもたちに叱る必要がある時、私は子どもをベランダに出します。
蔵があれば蔵に入れたいところですが(笑)残念ながらありませんので。

記載するまでもありませんが、叱る時はいつも外に出すのではありません。
ここぞ!!と言うとき、本当に大事な「決め」の時だけです。

長男は出されると、黙って静かに中に入れてもらえるのを待ちます。
次男は窓を叩き、大声で中の者に叫び続けます。
「ごめんなさい。もうしません」「おとうさーん!おかあさーん!」
知らない人が聞いてたら虐待で通告されるんじゃないかな・・・ちょっとヒヤヒヤ・・・という位とにかく泣きながら訴え続けます。

(ちょっと不謹慎ですが)おもしろいですよね。
本当に同じ兄弟でも叱られたときの反応が全然違います。

反応は全然違いますが、この「お仕置き」は我が子によく効きます。
2人とも同じ事をして叱られると言うことは今までにありません。

こんな方法が有効なのは小学校低学年位までだと思いますが、あと何回この手を使う事でしょう。


クリニックホームページ http://kodamaclinic.com/